夏合宿
日時:2011年8月18日〜2011年8月20日
場所:静岡県賀茂郡南伊豆町
参加人数:57人

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活動部員感想 1年:鈴村

 私は今年水棲環境研究会に入り、様々な活動をしています。今回の南伊豆合宿での活動は、大変有意義な活動となりました。 私はこの合宿の3つの班、磯観察班、銛班、釣り班のうち3回の活動をすべて磯観察班としました。これは、私自身生物を採集し、 飼育することが好きで、そのため技術向上と先輩方がどのように採集していつのかを学ぶためでした。私は、この合宿で採集された 生物が学祭で展示されることもあり、張り切って採集に取り組みました。

 まず初日の午後、妻良に着いてすぐの採集活動をした場所は港内のテトラポット付近です。 ここは、捨石が多く、水底は砂泥になっているところが多くありました。魚はソラスズメやチョウチョウウオをはじめ無効分散の生物が多くみられ。、 同じ静岡県でも清水の三保とは大きく異なり、様々な魚種を確認する事ができました。採集を開始し、私はソラスズメダイや小型のササノハバラを 採ることはできてもチョウチョウウオやハギの仲間を採ることはできません。一方、先輩方は数種類のチョウチョウウオを採集しています。 水中での採集姿を見ていると的確に魚を追い込んで、2本の網で採取していました。私はまだ網2本を使いこなせていないと切実に感じました。 この日の採集は課題も残しつつまずまずで終了となりました。2日目午前は、天候の不安から自由参加でしたが、もちろん参加し採取場所へ向かいます。 場所は初日と同じテトラポットでした。しかし、前日とは異なり濁りがひどく魚の数も少なくなっていました。ただでさえ水底が砂泥で濁りやすいので 思いのほか良い結果が残せません。午後に良くなってくれることを願いました。その日の午後、天候は少し回復し問題無く活動できるような場所へ行きました。 この場所は水深が深いだけでなく魚の種類も豊富で大きな岩などがあり地形が磯そのもので採取をもっとも楽しめた場所でした。ここで私は何度も失敗し苦戦しながらも 初めてトゲチョウチョウウオを採ることができました。この時の気持ちは何とも言えない嬉しさで心地よい達成感を味わいました。 活動の中で先輩方からアドバイスをもらい、採集している姿を見て自分も少しは先輩方の技術に近づけたのかと思いました。

  この合宿では、採集活動以外の時でも先輩方からは魚のこと、サークルのこと、大学のことなど沢山の事を教えて頂き、本当にこのサークルに入って良かったと思いました。 また、それと同時にこの時間を大切にしていきたいと思いました。これからも海洋祭やほかの活動が続いていきます。その1つ1つで自分のできることをやり、その時その時の活動を大切にしていきたいです。


活動部員感想 1年:高溝

 今回の二泊三日の水棲研夏合宿に参加して、様々な体験をする事ができた。この合宿は私にとって、とても貴重な経験の一つとなったと思う。 この3日間について簡単に感想をまとめてみる。最初は、合宿の目的地である妻良の場所さえ知らなかったので地図で調べてみると、西伊豆にあり 周辺には漁村や山しか無いような場所にあった。当日、妻良に向かう途中で山道の険しさや道路から見える海と断崖絶壁の風景に恐ろしくも感動した。 そんなこんなで4時間以上かけてやっと妻良に到着。まず、自分は、堤防から釣りをする班で釣りを行った。海釣りをするあのはかなり久し振りであり、 糸や針を準備することや、餌を針につけるのに時間がかかってしまった。堤防の上からは、スズメダイやオヤビッチャの姿をよく見る事ができた。 しかし釣りを始めても魚が見えるからと言って、そう簡単に魚を釣る事はできなかった。しかし、釣りを始めても魚が見えるからといって、そう簡単に魚を釣る事は出来なかった。 餌をしっかり針に引っ掛けないと、海面に落ちた時にすぐ餌が取れてしまったり、魚が餌に食いついても針に引っ掛から無いのだ。そのことを意識して少しは釣れるようにはなったが、釣った魚の種類が少なくて残念だった。

  2日目は台風の影響で沖が荒れていたので、港の中で潜る事になった。私は、シュノーケルをつけて海中に潜るたびに海水を飲みまくってしまった。最初はとても辛かったが、海中の生物を身近に見られる事に興奮して不安もほとんど なくなり、ただひたすらに魚を採集する事に夢中になっていた。だが、海中で魚を採集する事は、理解はしていたが非常に困難だった。岩場に追い込んでも、あと一歩の所で逃げられることが大半であった。チョウチョウウオの仲間を 一匹は捕まえたかったが、結局他の魚を少ししか採集できなくて悔しかった。そんな中でヨウジウオを採集できた事は自分の励みにもなった。次の機会にはチョウチョウウオを必ず採集できるようにしたい。

  また、合宿中の生活では集団行動での時間厳守の大切さと連絡を取り合うことの大切さを改めて実感できた。全員で作業するときは自分が何をするべきか、どうすれば効率が良いのかという事を先輩方を見て少しは学べたと思う。 採集された生物の知識もほとんどなかったので、今後の課題にしていきたい。

終わりに、今回の合宿の計画を立て、進行して下さった先輩方や、OBの方々、自分達を快く宿泊させて、貴重なお話を聞かせて下さった地元の方々に感謝します。 来年も今回の経験を活かして、自分の能力を磨きたいです。
2011年度活動紹介